長尾です。
スタッフを育てようとすればするほど、結果がでなくなる時があります。
「指示したことをいつの間にか忘れられたり」
「進んで仕事をしてくれなかったり」
スタッフの人間力が最初から高い状態の時はスムーズにいくのですが、
なかなかそのような好環境ではないのが現場の声。
そこで取り入れてほしい考え方の1つに
「自分育成」という考え方があります。
「スタッフを育てたいのに自分を育てる!?」
多くの場合、スタッフを次のステージにあげようとしたときには経営者が作る仕組みの中で動いてもらう必要があります。
しかし、大半の場合、その仕組みがないことから起きる問題がほとんど。
その場その場の指示に従い切れず、
経営者とスタッフとの気持ちの中で摩擦が起きます。
このような状況の中で一番必要なのは
経営者が育ち、スタッフが活躍できる場所を作る能力を身につけることです。
この考え方からいくと、
経営者が学ぶ
↓
経営者が育つ
↓
活躍できる環境を提供できる能力発揮
↓
その環境の中でスタッフが成長する
このスパイラルの技術を身につけるとスタッフ育成でストレスを感じることなく、経営ができます。
何か問題が起きる
↓
足りない部分があった(反省・振り返り)
↓
解決する能力を身につける
このように工程で進んでいきます。
「自分育成」という概念の中で物事を考えると、ストレスが溜まらないことはもちろん、行動力まで身につきます。
ここでいう行動力とは行動のスピードの他に「次のステージに行くには何が必要か?」と考える力が身につきます。
どのような問題に直面しても「考える」ことが出来るので、集客・リピート・単価・スタッフ育成・仕組みづくりなどのあらゆる面で問題解決を体感することができるのが特徴。
集客の仕方も治療院ひとつひとつに合った形があります。
リピートもそうです。
単価もそうです。
自分の治療院に合った、自分で考えたアイデアは苦しんだ人にのみ与えられる特典だとも思っています。
我々も人間なので、めんどくさいことや苦しいことは嫌いです。
治療院経営者は悩んで結果が出ないことが恥なのではなく、楽な方、楽な方へと快楽の方に負けると恥なのです。
スタッフが指示をしても、
いつの間にか忘れてしまっているのは
経営者に責任があり、
この先もずっと忘れずに仕事をしていけるように「毎日見るところに書き出す」「チェックシートに書き出す」などの取り組みが必要です。
そして、ここで重要になるのが、
「毎日見るところに書き出す」
「チェックシートに書き出す」
などの仕組み化が単発で終わらないように注意をすること。
続けていけなければ意味はありません。
そして、スタッフにも「自分育成」の概念を伝えていきましょう。
最初のステップは始めること。
次のステップは続けることです。
一歩づつ着実に根気強く、
進んでいった治療院が繁盛し、
始めない、続けない、治療院が衰退していく。
常にベストな選択を狙う必要はありません。
自分を育成し、ベター、ベターを繰り返していくとベストな状態が作られていきます。
スタッフ育成は本当に人間が磨かれます。
私も思い通りにいかないことに直面した際には、一瞬落ち込みますが「成長のタイミング!」と自分に言い聞かせて行動しています。
本当は布団にくるまって泣いていたいのですが、嫌でも行動し続けると心が晴れてきます。
私は先ほど書いた通り、
「最初のステップは始めること!」
「次のステップは続けること!」
「そして、常にベストな選択を狙う必要はない。」
「ベター、ベターを繰り返していけばベストな状態になる!」
と呪文のように唱えています。
ここまで書きましたが、上手に妥協して息抜きも大事にしてくださいね!