この能力は一生を左右する

 

長尾です。

「スタッフの成績が悪くて・・・」と考えている治療院経営者さんへ。

 

まず大前提として、

 

価値ある人材と認められることは給与という報酬と同様に、スタッフさんの「行動したい!」と思う源泉です。

 

 

「スタッフの成績が悪くて・・・」と考えている治療院経営者さんも売上は絶対的に欲しいのでスタッフさんに毎日指示を出し、

 

「ここはこうやっていこう!」

「これはもう少しこうやって!」

 

など、経営者の力でスタッフさんを動かし、売上を確保している場合がほとんどです。

 

 

これは主導権を経営者が握っておりスタッフの立場からすると「他者から与えられるやる気」です。

 

こうした、外からの力が働いて出るやる気を「外発的動機づけ」と呼びます。

 

 

外発的動機づけは経営者さんが与え、注ぐことをやめると急速に減ってしまうやる気でもあります。

 

 

そうならないようにしようと治療院経営者が外発的動機づけを強くしようと頑張っても、あっという間に限界に達してしまいます。

 

 

今後の長い治療院経営という人生において、絶対に必要な能力があります。

 

スタッフさんの内面からフツフツと湧き出てくるような「内発的」な動機づけです。

 

 

これは、例えば

「個人売上150万目標を達成することが自分にとってものすごく意味あること!」

 

という納得感や、

 

「自分が治療院で働く役割として、どうしても達成しないといけない目標だ」

という責任感がスタッフさん自らの中で作られていくものです。

 

 

 

スタッフさんの内面から滲み出てくるのやる気(動機づけ)は納得感や責任感だけに限りません。

 

 

目標を達成していく中で、

「あっ、そういうことやったんや!」

という気づきや、

 

 

「よっしゃ!嬉しい!」という達成感を味わうこともスタッフさんの内側からの動機づけの一つです。

 

 

このようにスタッフさんの内側から生まれる動機づけは「自分自身に与えるマインド的報酬」によってやる気を出す方法であり、動機づけの主導権はスタッフ自身が握っています。

 

 

 

冒頭でお伝えした内容とは全く逆ですよね!!

 

 

 

ここで私たちにできることはスタッフさんを支えていくことです。

 

 

さらには、

「今月は個人で200万円売り上げよう!」という目標達成に本気になって取り組むと

 

「治療に自信がついてきた。自分は仕事のできるタイプだったんだ!」

 

という「成長の手応え」も感じられます。

 

 

 

では、どうやってスタッフの自分自身による成長を促していくのか?

 

というと、

きっかけは「ミーティング」になります。

 

 

ミーティングの目的というのは治療院経営者がスタッフさんのニーズに知るための「ニーズの収集」ですが、

 

 

これこそが意味あるミーティングだと感じています。

 

 

スタッフさんは治療院経営者の「良質な質問」に答えながら無意識に自問自答をしていきます。

 

 

「自分のやっていきたいことは何なのだろうか」

「今まで何に大事にして生きてきたんだろう」

「できない自分は思い込みだったんだ。」

と。

 

 

そして、

自分が求めているものや大事にしたい価値観に照らして、

 

 

「今、自分は仕事を通して何をすべきなのか?」を考え始めます。

 

 

スタッフさんの内面から出てくるやる気は、世界にたった一つの持続可能な「仕事へのやる気」なのです。

 

 

「マネジメント」を目的として、

手段として「目標」を使いましょう。

 

 

治療院経営者は動機づけを手伝ってあげて、

 

スタッフさんひとりひとりが「自己管理」の状態で仕事に取り組めるように支えていってください。

 

 

この流れが治療院で実践できれば目標へのコミットが高まり、

 

治療院の業績は伸び、働くスタッフさんにも感謝されます。

 

 

スタッフさんが自分自身をコントロールする力を最大限に引き出すこと。

 

 

本当にこれができるかどうかで運命は大きく変わると思います!

 

 

関連記事