経営の考え方

人の問題は尽きない

長尾です。

勤務時代を含め、集客&マネジメントに関わるようになり、10年が経ちました。

 

振り返ってみると、この10年間は毎日、グループ内の「人の問題」に向き合い続けてきたのだなぁとしみじみしています。

言葉を変えると「人の問題」が尽きることがない・・・ということでもあるわけです。

治療院ビジネス

人というものの奥深さを痛感していて、

「人の問題」が尽きない理由は色々ありますが、最大の要因は「環境が変わる」からと考えています。

 

治療院においては、課題が変われば、それに伴い求められるものが変わります。

 

そこに生まれるギャップはすべて「問題」となるので、そこを埋めるための施策が必要となるからです。

 

 

この10年間でも時代背景などが経営面に強く影響を与えてきました。

これまでどのように環境が変わり、どのように施策ニーズが変わってきたかを、ざっくりとまとめました。

 

どうやって「人の問題」に向き合っていけばよいか、10年の中で最も大事だと思ったことを紹介します。

 

2010年頃・・・
経営の目的のようなものが重要視され「理念経営」を導入する治療院が増加する

 


2015年~2018年・・・

「スタッフの幸福感」が経営課題の時代。
「スタッフ管理のしやすさ」よりも「成果のあげやすさ」がスタッフ育成仕組み化システムに必要であることが認識されはじめたのかなと思います。


2018
年~今年・・・

コロナ、国の政策の追い風もあり、個人の生き方を尊重する風潮になりつつあります。

 

治療院を運営する以外にも治療家はお金を生み出す術をたくさん見つけていますよね!

 

時代背景もあり、これからはスタッフさんの意識、価値観は大きく変化してきています。
これらの変化は、ますます加速していくことと考えています。


また、背景である環境変化と同時に、

 

治療院には治療院固有の歴史と問題・課題があります。

 

つまり、環境、治療院の風土、個人の問題が集中的に混在しているため、経営者やマネジメントとして院内をまとめる方々は非常に大変な状況なわけです。

 

 

これからの治療院院内環境の問題・課題にどう向き合えばよいのか?

まず大事なことは、環境変化(私が整理したのは人材育成に大きく影響した問題だけなので、ご自身の経営の問題分野についてをまず書き出す)を流れとして客観的に捉えておくことだと思います。

 

それをもとに起きている問題が、


環境由来の問題なのか、

治療院の固有の問題なのか、

個人の問題なのか

 

を切り分けて観ていく必要が有ります。

 

その上で、治療院の問題であれば、理念・方針と照らして判断していくこと

 

個人であれば、経営者自身・スタッフ自身のありたい像・大事にしたいことに基づいて判断していくこと

 

これらに1つ1つ丁寧に取り組んでいくことが、よりよい治療院運営やよりよい個人の生き方につながっていくことを、

 

この10年で様々な治療院さん、経営者、マネージャー、院長、スタッフさんと共に働かせていただく過程で学び、確信しました。

 

つまりは「最初から、手段(いい方法、奇跡の大逆転)を探さない」ことが秘訣です。

 

これらの視点が、長尾雅俊ブログをお読みくださった方の、問題や課題を解決するためのヒントとなれば幸いです。

 

また書きますね!!